心筋梗塞の症状・予防・治療法について解説したサイトです。

薬物療法

●薬を使った心筋梗塞の治療法

急性心筋梗塞は致命率が高い病気なので、治療は一刻を争います。したがって、急性期(初期)の治療は、いかに早く閉塞している冠動脈を再開通させ、障害が進んでいる心筋細胞を助けるかがポイントとなります。

●再開通療法

心筋梗塞の発症12時間以内であれば再開通療法が有効です。血栓溶解療法とカテーテル治療があります。

○血栓溶解療法

血栓溶解療法(けっせんようかいりょうほう)。体内に血栓溶解剤(ウロキナーゼ、ストレプトキナーゼ、t-PAなど)を投与して、血管を詰まらせている原因の血栓を溶かして血液の流れを復活させる治療方法です。静脈内に血栓溶解剤を投与する方法と、カテーテルを用いて閉塞している冠動脈内に血栓溶解剤を直接投与する冠動脈内血栓溶解療法があります。

●薬物療法に使われる薬

○急性期の薬物治療

酸素投与のあとに、冠動脈を拡張させ血流を増加させるため、また心臓が血液を拍出するときの抵抗を減少させるために、硝酸薬(ニトログリセリン)が静脈より投与されます。また、激烈な胸痛と"死"の恐怖感、不安を和らげるために鎮痛剤(モルヒネなど)が投与されます。心不全のある患者さんには利尿剤も投与されます。必要によって強心剤も投与されます。急性心筋梗塞の急性期には不整脈が認められることがしばしばあります。不整脈に対して抗不整脈剤が投与されます。

○ACE阻害剤 またはアンギオテンシン?受容体拮抗剤

最近の大規模な臨床試験より、この薬は心不全の抑制と死亡率を減少させることが明らかになりました。急性期以後も引き続き投与されることが多くなりました。

○抗血小板剤

急性心筋梗塞の再発を予防するためには血小板の働きを抑える抗血小板剤が投与されます。アスピリンが代表的な薬です。また再開通療法としてステントが使用された場合には、チクロビジンという抗血小板剤が追加されます。

○抗高脂血症薬

コレステロールを下げる薬剤も多く併用されます。コレステロール値を下げることによって再発を減らすことができます。

○ベータ遮断薬

ベータ遮断薬も心不全を改善し、心筋梗塞の再発を減らすことを期待して使用されます。

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